奥州平泉観光新聞

NEWS

@第1番への道 樺山遺跡
2019/05/02

▲芝生が広がった高台にある樺山遺跡には縄文時代の竪穴住居が復元され、遠くには焼石連峰などが一望できる。縄文人もこの眺めを楽しんだのだろう

寄り道巡礼記2
 案内役・えさし郷土文化館の野坂晃平さんとともに出発した車は、岩谷堂の市街地を抜け県道14号を一路北上。一番札所の国見山極楽寺を目指します。
 北上市立照岡小学校を過ぎたら右折。さらに右折してどんどんと坂を上って、まずは寄り道です。
 着いたところは「樺山歴史の広場」。芝生が一面に広がっています。「ここは今から4000〜5000年前の縄文時代のムラがあった樺山遺跡(国指定史跡)です。家の跡があった場所に竪穴住居を再現していますし、ストーンサークル(配石遺構)も復元されています」と野坂さんに誘われて、丘の上にある再現住居へ。こんもりとしたワラ屋根の住居のたたずまいを写真に収めようと夢中でカメラのシャッターを切り、ふと顔を上げると、いきなり絶景が!目前に北上市街が広がり、焼石連峰まで一望できました。
 「縄文人もこの景色を楽しんでいたのでしょうか?」と尋ねると、野坂さんは「眼下の北上川の氾濫などを避ける目的などもあり、こうした高台を住居に選んだのでしょうが、この眺めが決め手になったのかもしれませんね。毎日この景色を楽しめるのは、実にすてきな暮らしですから」と笑顔をみせ、「一段低いところにいくつかある配石遺構は、お墓とも祈りの場とも言われていますが、この景色をいつまでも見ていたいという当時の人々の思いが反映しているようにも感じられます」と顔を上げた。
 この広場にはガイダンス施設として縄文館があり、同遺跡について詳しく紹介する映像や各種展示が楽しめる。障害者用トイレも完備されていてうれしい。毎週月曜休館で、12月から3月までは休館となるのでご注意を。
 樺山歴史の広場から来た道を下って水路を渡って右折します。そのまま北へ進んでやや大きい道に合流したら右に曲がって直進。しばらく進むと左手の山のふもとにお寺が見えてきました。
 「目前のお寺は第28番の如意輪寺。ここを左折すると間もなく極楽寺です。そこの真っすぐ山に向かう道は古い街道で、奥には寺坂番所跡があります。この辺りがちょうど仙台藩領と盛岡藩領の境界線なんです」と野坂さんが教えてくれます。
 極楽寺の門前には駐車場と大きな無料休憩所がありました。すでに何台も車が止まっており、老若男女問わず結構な人出です。「極楽寺は人気のお寺なんですね」と言うと、野坂さんは「極楽寺の境内から、裏手にある国見山へと続くハイキングルートがあって、そこに行く人も多いと思います」と言って指をさしました。その先にはアウトドア用のジャンパーにスパッツ姿の若い集団が談笑していました。もちろん足元はトレッキングシューズ(登山靴)でかためています。
 「お寺に参拝した後、登ってみましょう!国見山が古代からの聖地だと分かりますから」とにっこり笑った野坂さんの足元を見ると、しっかりトレッキングシューズを履いていました。「あの、登山靴履いていないんですが…」と心配すると、野坂さんが「大丈夫。履きなれた運動靴なら十分ですよ」と言ったので、ほっと胸をなで下ろしました。

<< ニュースINDEX >>
page : 1 2 3 4 5 6 7
 [ 次ページ ]

 


平泉町へのアクセス
平泉町へのアクセス English Korean Chinese 奥州平泉の天気情報
奥州平泉グルメ情報
奥州平泉観光情報
奥州平泉宿泊情報
奥州平泉土産情報

ダイジェスト版の閲覧はこちら 携帯版HPはこちら!
最新NewsIndex

特集記事Index





岩手県広域情報